2020年2月23日☆ 『多賀城市民の歌謡祭』と『阿部応援団』のこと


このたび、歌手で当郵映放送でも若手敏腕プロデュサーして期待されている宗久真紀さんが企画する「第二回多賀城市民の歌謡祭」が今月23日に多賀城市文化センターで開催されます。

昨年の熱気を引継ぎ本年も開催の運びとなりました。これはまさに多賀城市民の文化への関心の高さを物語っていると思います。

いにしえより多賀城の文化の礎を築いてくれたのは、大和朝廷さらに平安朝とこの国の中央文化でした。その文化の流れが現代まで脈々と引き続き継承されているところです。

その京文化を運んでくれたのが、幾度となく多賀城に派遣された、多くの京官吏の高官達で、みちのくの発展と安定に力を尽くしてくれました。

その中の筆頭が多賀城鎮守府将軍「大伴の家持」と言われております。当多賀城市もその縁を大切にして現代まで家持を顕彰しているところです。

また、家持と言えば武家の家柄であり高位の武人であることはもとより、その名声をさらに高めているのが歌人としての業績「万葉集」の編纂です。

万葉集は「勅撰和歌集」と言われ「勅撰」(ちょくせん)とは天皇の命により選ぶということです。その歌集には家持の歌が実に473首もの長歌と短歌が収められています。家持は天皇の歌の召人(めしゅうど)であり、かつ歌人だったのです。※以下が家持のみちのく代表歌で日本で初めて黄金が涌谷の箟岳山から採掘された時の歌

すめろきの 御代栄えむと 東なる みちのく山に 黄金花咲く

そのような脈々と引き継がれた文化の中でこの「多賀城市民の歌謡祭」が開催される運びとなりました。これはまことに喜ばしいことで「人はパンのみに生きるにあらず」とあり人々の暮らしの中に歌謡文化は必須のアイテムです。

歌は私達の暮らしの中に安らぎと豊かな感性やうるおいを与えてくれます、そしてなによも明日への活力を生んでくれます。古来この国には人々の感情を自由に歌で発露する和歌があり、万葉集や古今和歌集が遺されています。それらの趣(おもむき)は現在の歌謡祭にも受け継がれ多くの方々が自由に参加してくださり、各々の歌謡で現代アートを表現してくださいます。

かつて大伴の家持や実方中将、西行そして芭蕉が、和歌や俳諧で残してくれた偉大な日本の精神文化の神髄が、この歌謡祭に受け継がれるかと思うと望外の喜びを感じます。

これで「北のまほろば多賀城」から「歌枕のまほろば多賀城」となり、さらに「歌謡祭のまほろば多賀城」に発展して行くことを心から期待するしだいです。真秀場(まほろば)とは「真に誉めるべき場所」だそうです。

そして、2月9日は松竹阿部勉応援団の新年会でした。今回は昨年12月27日に全国一斉封切りされた『お帰り寅さん』が大盛況で、みんな恵比寿顔です。成果は『アナ雪』と『スターウォーズ』に次いで3位でした。

最近また邦画が盛り返して来た中、このポジションは嬉しい限りです、

当、郵映放送も早くから宣伝を掛けていたので、昨年の『あの日のオルガン』の成功に続き、とても良い成果をあげました。映画の制作宣伝を営業の花形に据えてますので、これ以上の喜びはありません。

昨年に続き上々のスタートを切ることが出来ました。多くの関心を頂いた方々には心より感謝を申し上げます。今月末まで上映中です。まだの方はこれから出かけて頂けると喜びが弥益ます。よろしくお願い致します。

前回に続き作家の「瀬名英明」さんが出てくれて、おまけに何冊かの自著も提供してくださり、さらに、その抽選にわたしの当選番号1がヒットして『魔法を召し上がれ』をゲットしました。瀬名ちゃんとの物書き繋がりに不思議な縁を感じました。もちろんサインもしてもらいました。

また新作のタイトルが『ポロック生命体』だそうです。こちらもよろしくお願いします。


2020年9月5日☆ブックエンドのテーマ

  本当は14日ころ仙台ジャズフェスの事を書く予定だったのですが、伊藤さんから「フミ生きてんのか?」と電話をもらい、心配架け申し訳なかったので、少し早めに始めました。   今年のジャズフェスは映像のみとなったので来年書きます。実はラインをもらったのですが、スマホが調子悪く、返事は...