2020年1月1日☆ 映画『お帰り寅さんを観てきました』

明けましておめでとう御座います。 皆さまにとりまして本年はどのような年になるのでしょうか。健やかな一年でありますようお祈り致します。 さらに国内的にはオリンビックイャーでもあります。何かと華やかな年になりそうです。
さて、年末の慌ただしい中、新作『お帰り寅さん』を観てきました。 始めからいうと自然に涙涙の連続でした。約20年前、お正月とお盆に年二回上映されてた寅さん映画は突然終わりました。渥美さんが亡くなったからです。 その二年ほど前から「渥美さんが具合悪いんだ」という話しが仙台に居る私にも伝わっていました。しかし、如何せんどう仕様もなく48作目のエンドロールを観て寅さんに「さようなら」をしました。 当時、50作目まで連作されたら、さらにギネスを更新するのでは、と期待してましたから48作はその目前でした。ですから技術的な進歩があったらもしかして今回のような制作は可能かな、ぐらいに考えていましたが本当に実現するとは嬉しい限りです。 時々、阿部監督の集まりのさいなどで「西田さんで、寅さんを撮りたいと思うけど、どうだろう」などと問い掛けられた時もありましたが、即座に「駄目」なんて言ってしまい、あとで僭越な事を言ってしまったなぁ、と後悔もしましたが、それほど「寅さん」は渥美さんのものだと思ってました。そして、この度蘇りました。 そんな事をフツフツと考えながらスクリーンを観ていると、なんと満男が駆け出しの小説家になっていて、初恋の相手だった泉と偶然に再会します。そして作家の演技も生態そのもので、当たり前ですが、監督は良く観てるなぁ、となにか嬉しくもなりました。これまでまた、満男をテーマに続き物が作れるなぁとも思いました。 それと、あと、みんなが気にしてる、寅さんの所帯の話しで、今回、山田監督は、実は寅さんとリリーさんが、沖縄と奄美で何度も一緒に暮らしてた、と誰もが望む出血大サービスをしてくれて、監督の優しさを感じました。これでメデタシ メデタシで草葉の陰の寅さんも報われたなぁと思いました。 さらに、恋愛に関して実は寅さんは、もうひとりの高倉健さんだったんだぁと思いました。決して口に出して言いませんが、マドンナ達との別れのときは、きっと心の中で「無器用ですから・・・」などと粋に呟いて背中を向けていたんだろうなぁと思いました。 以上、書くと切りが有ません、何時か寅さん映画との出会い、山田監督の事、一緒に寅さんを撮った阿部監督や、仙台の松竹会館さらに阿部監督応援団との運命的な出会いも書きたいと思います。会の活動も早や二十年仙台の映画史の大きな足跡となりました。では新年も松竹山田組阿部勉一家の更なる活躍に繋がる事を祈念致します。

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