2016年7月7日☆ 聖書と友との出会いと別れのこと

本日は新暦の七夕様で、この日に生まれたお二人には、毎年多くのひとから祝って貰えるので、ラッキーだなと思っています。 つい、お二人の嬉しい時の笑顔が思い浮かび、私自身もニンマリしてしまいます(笑)。これだけでも良い出会いでした。 特に今年は男性のTさんの父上が春先に大往生を遂げ、その葬儀に参列出来たことは、T氏に対する歌中以来の友情と恩義に報いられた思いで、自分でも最高に大満足しています。父同士も青年学校で1年違いの知りあいだそうで、津波のあと川平の自宅でお目にかかり、昔の父との交流等も聞きましたので余計親しみがわきました。 「私の父より15年以上長生きしたねぇ、良かったねぇ」と彼に告げました。Tさん葬儀等ご苦労様でした。 さらにこの話しには伏線があって昨年秋に小野寺清君が亡くなった時、地元の会から仙台方面に知らせてくれと要請があったので、伊藤さんはイタリア・海外なのでTさんと元己君だけでもと思い、彼に電話をすると偶然にうまく伝える事が出来ました。この時も不思議な縁を感じました。 元己君には旧姓小野寺久美子さんから次男君経由で伝えてもらいました。 すると同じ清君つながりで同名の友人が気仙沼市にも居て、彼にも会いたいと以前から伝えていたのですが、なかなか連絡が付かず、五月の連休に会いに行こうとして彼の友人に再確認すると、なんと、昨年の秋に他界とのこと、偶然、二人の清君を同時に亡くして、まさに「オーマイガー」でした。 気仙沼の菊地清君というのは中々の豪の物で授業中に先生から「清、なんでノートを取らないんだ」と注意されると「聞いてれば解る」(笑う)と答えて大絶賛と大爆笑をとった人でした。そういう歌中的というか旧制高校流の雰囲気が私に親しみを持たせ、20歳代に彼が羽田空港に居るとき、会いに行ったりしました。 それ以来、会ってないので、なんとしても会いたかったのです。 人の生き死にというのは親族はもとより友人知人でも共に辛いものですが、私はこんな時、聖書の「天に召される」という表現に一番救われます。普通どんな人でも自分の子供の事でさえ、その生涯を保障し見届ける事は不可能で、逆に先立つ子供の生涯を見てしまうというのは親にとってはある意味不幸でもあります。 (たとえ、親であっても自分が作った子供の全生涯をホロー出来ず、その子の幸を願うなら後は神に託すだけ) そして、そのやるせなさは同じでも「天に召された」と思うとほんの少し救われるのです。それは生まれてきた者には、本来、個々の人生と使命や生き方が有り、その事には親でも誰れでも生涯に渡って手助けする事も、関わり続けることも出来ないと言う思いがあるからです。 むしろ個々の試練も信じれば救ってくれのは神でキリスト教ではこの事を「神を信じ身をゆだねる」と言います 聖書的な考えでは、この世に生まれて来てからの個々人の生き方は神との「契約」によって決まるとの考えです。私もこの考え方に同意しています。そしてこのような亡き人のことを思う時は「讃美歌320番」を聞き、故人を偲んでいます。 すると気仙沼の清君のときは一番の「有り友など悲しむべき」と二番の「さすらう間に日は暮れ」というところで、彼の生涯が思い浮かびます。若かりし頃は破天荒な時期もあったとかで、会ったらそのへんも取材したいなあと思ってました。残念です。 また、生前に聖書の話しなどを多少伝えて置けば、悲しみも半減していたかも知れない、と思うとそれも残念です。やはり、友人知人に「伝えなきゃ」と思ったことは、早めに伝えるべきだと最近思い直しました。思いを共有して「天に召されたのだ」と思うと随分と気持ちが楽になる事を知りました。 ということで、少し懐かしい話しに戻せば、かつて私も七夕生まれの人と恋に落ちたことがありますが、星のロマンス同様難儀な恋でした。お互い望んでもいないあらぬ方向に恋が彷徨(ホウコウ)し恋の方向音痴状態でした。七夕は中国伝来のお祭りですが、仲が良すぎて会えなくなるとは、誰の差し金か?物語か少し切ない話しですね(笑)。 さらに、日本書紀や古事記の「国産み神話」にも左回り・右回りとかの伝承があり、なにかしら当てはまる事象があるので、いつか実証考古学で試してみたいと思います(笑) そんな訳でトモヤス君のある友人には「フミはあと80年生きるが、あなたはいつどうなるかわからないので、このへんでお互いに心残りがないように、お茶飲み話でもしょう」と伝言を依頼しました。以上、ノアの方舟は用意してあります。後はどうなるかは「神のみぞ知る」(笑)「God bless you」です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

2020年9月5日☆ブックエンドのテーマ

  本当は14日ころ仙台ジャズフェスの事を書く予定だったのですが、伊藤さんから「フミ生きてんのか?」と電話をもらい、心配架け申し訳なかったので、少し早めに始めました。   今年のジャズフェスは映像のみとなったので来年書きます。実はラインをもらったのですが、スマホが調子悪く、返事は...