2010年5月30日☆ 「映画イージー ライダー」 デニス ホッパーの死

1970年代の若者文化に大きな影響を与えた、アメリカ映画「イージィーライダー」の監督、デニス ホッパーが亡くなった。たしか、コッポラの「地獄の黙示録」にも、イカレタ記者役で出ていたと思う。 当時、アメリカはベトナム戦争の泥沼に腰まで浸かり、抜け出せず喘いでいた、また、若者にもベトナム帰りの兵士やCIAの持ちこむ麻薬過で、健全なライフスタイルが危うくなっていた。 物語では、ピーター ホンダとキャプテン アメリカが当時流行った、イッピー、ヒッピーになり、マリファナを求めて、アメリカン チョパーという改造二輪車に乗って、アメリカ大陸をツーリングする爽快な映画です。 最後は麻薬を認める訳にもいかないので、キャプテン アメリカは警官に撃たれるでのすが、それを助けようとピーター ホンダがバイクをユータンして救いに向かうのですが、その時、彼が怒りのあまり、バイクに加速を付けようと足をバタバタして地面を蹴るのですが。その怒る様が秀逸でした。 当時、アメリカは徴兵制度があり、多くの若者が意味の見だせない戦場に行くことに、深い疑問を持っていました。その遣る瀬無さをマリファナで紛らすのですが、この後アメリカは経済的にも、政治的にも足腰の立たない時期が十年以上続きました。 この反省からアメリカは徴兵制度を止めました。しかし、その事は世界に責任を持っているアメリカの、初めての挫折に見えました。 そんな意味で「イージィーライダー」は、無目的で戦争を遂行する、米政府に対して若者のプロテストのひとつになったのかも知れません。 デニス ホッパーに合掌。

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