2018年5月26日☆ クールジパン企画・法華さんのことなど
法華さんとはある方のご縁で若いころから存じ上げていました。
その後、筆甫の「タタラ製鉄」の研究会でご一緒させて頂くことになりました。
筆甫のタタラ製鉄とは、藩政初期から始められた、古式製鉄の技法ですが、当時としては最先端の製鉄技術です。
この古式製法を復活・研究会を立ち上げてくれたのが、古くから地元でタタラの「むらげ」の家柄を務めていた庄司一郎さん達でした。
その会に顧問して加わっていたのが、宮城県無形文化財の刀匠・『法華宗三郎信房』さんと東北大学工学部教授の高橋礼二郎先生でした。
「タタラ製鉄見学ツァー筆甫」(クールジャパン)
*江戸時代には隠れクリスチャンで聖母マリア像を観音様に模した「マリア観音堂」を今でも祀っています。
そのころ私は一度職場を離れ研究生活に戻れて、毎日がウキウキする日々でした。自分の小説や経済学の研究からは少し遠いですが、製鉄・タタラの研究は探求心満載だったので、楽しいものでした。
また、秋田大学工学部の研究会では八巻さんが発表等、研究者生活の醍醐味を味わい、まさに至福の時でした。
実験は朝早くから始められ、夕方まで続きます。そして打ち上げ・直会は会長の八巻さん宅です。ここでの乾杯のビールがなんとも言えず美味で、さらに「鉄」*Ⅱの話題に談論風発で、つい飲みすぎて車も運転できず、泊めて頂たのも数知れずでした。
*Ⅱ毎回、確実に4〜5kgの鉄が出来、それを材料に法華さんが実際に短刀を打ちました。とても良い作品で、ほしい方がいれば法華さんに注文すると鍛造してくれます。価格は応談です。
「実践作刀ツァー松山」(ディープジャパン)
その後、震災があり原発の放射能の影響で、研究会もご無沙汰状態です。しかし、庄司さんからは毎年カレンダーと筆甫の「へそ大根」も頂き「カタジケナク」思っております。また、折をみて『筆甫のさくら』なども観に行きたいと思っております。
◎ そして庄司さん達の地道な活動は「地方創生・旨い物は地方にあり」の先行事例であり、かつ最高のモデル地域・見本です (ネバーギブアップ)
日本各地でタタラ製鉄の実験が見受けられますが、なかなか鉄が出来るまでに至らずに、多くは実験の段階で終わります。
しかし、筆甫では確実に製鉄が出来ます。(理論と実証実験)
そして、それは並々ならぬ筆甫の方々の研究と努力の結果でした。その粘り強さと前向きな研鑽の姿にいつも頭が下がります。
それで法華さんからは我が家の家宝であった、備前長船系の大刀を鑑定して頂いたりしました。わたしとしては「関の孫六」が好きで、少し崩れた三本杉の刃紋もあるので「孫六ではないか?」と期待したのですが、やはり、我が家の家伝どうり備前物でした。「流石だなぁ」と言うところでした。
家伝では、なんでも「大阪夏の陣」に動員され、その戦勝祝いに伊達家から恩賞として拝領したものと伝わっていました※Ⅲ我が家には終戦までこの大刀を含め七振りの日本刀があり、特にこの大刀は、元々「仲向」にあったものが明治二十九年の津波のあとに、馬場の我が家に伝わったものだそうです。父はこれを軍刀拵えにして、先の大戦に出征しました。
※Ⅲ宮城懸史にも記載有り、この時「真田」の姓も賜りとあり、実際、仲向の墓地の中に実物もあります。
これらの刀はいずれもこの津波で流されました。それらの詳しいエピソードはいつかまた書ましよう。
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☆今日は千葉京子さんの誕生日、四学級以来の仲良しで*Ⅳ五年前の同級会で会い「連絡するから」と言ってそのままでごめんなさいなんとかします。そして明日は伊藤さんとマゴの誕生日、このままいい天気だといいね。
*Ⅳ京子さんと伊藤さんは揃って健康優良児を受賞したそうですマゴとは同じ港に生れ小学以来の仲良しです。
皆さん、あの紅顔の美少年・美少女がついにここまで来てしまいました。語る言葉もありません。まずは震災以外、大過なく過ごせた事を感謝して言祝ぎ「オ
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