2013年7月20日☆ 米・デトロイトのいま昔

米国ミシガン州のデトロイト市がついに財政破綻してしまいました。デトロイトと言うと、日本とは自動車関連だけでなく因縁浅からぬ街です。たしか、いま、私とツイッターで駄洒落合戦を展開している、自称外人のデーブ・スペクターの故郷ではなかったでしょうか。 どうりで最近彼の駄洒落のキレが悪く、おまけに一昨日、私の駄洒落「ジョニー・デップリ」をパクったりしたので、ディビーに「それはないよ」と伝えたのですが、なにか変化を感じていました。 もしかしてデトロイト市からこの重大な問題の相談でも受け、彼が持ってる資産の中から「1兆円でいいから都合してくれないか」とか言われ動揺していたのではないでしょうか? それはさて置き、実は日本も戦後財政破綻を来たし、その対策をアメリカに仰いだ時にお世話になったのが、デトロイト出身の財界人でした。私達が学んだ社会科の教科書にも載っている、超有名人で、日本には「均衡財政」という概念を示唆してくれた恩人でもありました。 ただし、その財政上の観念は1965年当時の福田赳夫大蔵大臣によって弊履のごとく放擲されました。そう、それまでなんとか保っていた「均衡財政」の財政規律をこのとき反故にしたのです。 つまり、戦後第一回目の赤字国債の発行に踏み切ったのです。 その財政上のセオリー「均衡財政」=「ドッジ・ライン」のルールを示してくれた人が、当時、デトロイト銀行頭取のジョゼフ・ドッジだったのです。 奇しくも逆に今度はそのドッジ氏のデトロイト市が破綻したのですから、はかり知れない運命を感じます。ただ、財政学の研究者でもドッジ氏がデトロイト銀行の頭取であった事を知らない人もいます。これは蛇足です。 こうなったら、ぜひ、ディビーの財政理論を聞いてみたいですね。

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