2010年7月17日☆ 政治の安定へ「大統領制導入」という考え方

今日の河北新報の「声の交差点」に60歳代男性の意見として、この間の参議院選挙の結果を踏まえて、先の見えない政治の混迷を憂い、希望を見出せいない現状から、この国の代表者の新い選び方を提言している。 氏いわく「政治の混乱の源は、わたしは国の首相の選び方にあると思う。この際、日本は思い切って大統領制を導入すべきではないだろうか」<原文抜粋>と言うものです。 この佐藤某さんという方は、下のお名前を見ても私の知っている方ではない。ただ、今の政治の混迷を目にするに当たり、多く人が抱く感想ではないだろうか。面識は無いように思えるが何処かでお会いしたか?、奇しくも同感です。 実はこの「大統領制」については、民主党が立ち上がる際に、私に助力を求められた時、その参加、協力をする上で、「道州制」と共に真っ先に掲げた運動理念でした。従って多くの方が突飛な意見とは言いながら、私のこの意見に賛同してくれました。 まさに「言い出しっぺ」です。また、それらにインスパイアを受けて、宮城大学の糸瀬さんらが提唱していたイタリアの「オリーブの木」という「首相公選制を」標榜して、衆院選を戦ったことも有りました。これは高橋道郎さんが薦めてくれました。 当時掲げた運動理念がもう一つ有り、それが15年以内に民主党が政権を取り、鳩山さん、菅さんが総理大臣になると言う事でした。 で、その後二人は私が予測したより、三年早く総理になりましたが、その分無理した勢力拡大策が裏目に出て、今、その桎梏に足を取られていて政治が停滞しています。これでは、国民にお詫びしなければならない。放って置けば財政破綻も目前、政局どころではないはずだ。 一国の代表がこんな政策以外のテーマに煩わされて、まともに政治が出来るのだろうか?。 当時掲げた三つの理念、目標の内ひとつは実現し、「道州制」は道半ばにあり、「大統領制導入」はこの政治の混迷をみれば、いずれ、辿らなければならない道程にあると思われる。 議員内閣制は今の時代には、「あまりにも国民から求められる」「スピーディな判断には対応出来ない」「制度的限界が有るように思われる」。英国は18世紀から導入、日本は明治憲法に導入してから130年、どちらも、とても日々の「タイムリーな政治」が「達成されているとは言い難い」と思われる。 以上、市民からの「大統領制導入」という意見に対しての、私の年来の感想でした。 やはり。初めの鳩山さんの理念通り、外部勢力に頼ることなく「熟し柿戦術」が正しかったような気がする。予定ではあと三年後だった。その急いだツケがこの国の「首班公選制」という事だろうか。運命を感じます。「急がば廻れ」。蛇足です。

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